接客のアルバイトは、堂々と就活の履歴書や面接で話すべきです。
キミ
キミ
そんな不安を持っていませんか?
接客のアルバイト経験は立派な自己PRになります。
接客のアルバイトを通じて
- 何を学ぶことができたのか
- 学生時代チカラを注いだことは何か
の伝え方の例をお伝えします。
アルバイト経験を学生時代に力を注いだこととして履歴書に書いたり、面接で話すのです。
接客のアルバイトをしている就活生は参考にしてください。
学生時代チカラを注いだこと:アルバイトでも構わない
履歴書やエントリーシートで、必ず記入必要な項目として、「学チカ」があります。
あなた
これは就活生の中で使われている言葉ですが、
会社
と聞かれる項目です。
どんな学生生活を送り、そこからどのようなことを経験し、何を学んできたのか。
これを答えさせる内容です。
自己PRや志望動機は、比較的準備しやすいのですが、この学チカは意外とみなさん苦戦しているようです。
学生時代熱心に時間をかけることと言えば、このあたりが思い浮かびます。
- 勉強
- 部活動、サークル活動
- ボランティア
- アルバイト
- 留学
その中から、真剣に取り組んだことについて、記述したり、面接で説明したりすればいいのです。
志望動機などよりは、リアルな自分の実体験をもとにできるので、考えやすいと思います。
(志望動機は、将来の自分を推測して考えてみたり、企業の方針に自分の気持ちがマッチしたところを探したり、意外とやっかいなもの。。。)
では、なぜ皆さんは学生時代に打込んだ事をうまく表現できないと悩むのでしょうか。
悩みの中には、
- 運動部に所属していたが、大きな大会に出場したわけでもないし、輝かしい実績もない
- 通常授業はきちんと出席して、単位も取ったが、特に大きな成果物を出したわけではない
- 施設のボランティアに参加したが、別に自分が中心人物ではなかった
- 半年の留学を経験したが、とくに話題になりそうな出来事はなかった
だから、チカラを注いだことと言われても、何を言えばいいのかわからないと言うのです。
なぜうまく表現できないのか。
それは、どうしても話題性のあることを求めてしまうからです。
- 全国大会に出場したとか
- 交換留学生として学校代表になったとか
- 学生会会長を務めたとか
他の学生とは一味違った経験が必要だと思っていませんか。
記述できるようなエピソードなどないと思ってしまうのです。
でも、面接官は決してとびぬけた話題を求めているのではありません。
スポーツや研究分野で名をあげた学生を見つけたいとは思っていません。
面接官は何を求めているのか?
では面接官は何を聞きたいのでしょうか?
面接や履歴書でこの質問を投げかけるのは、部活やアルバイト、ボランティアといった学生時代に経験できたことを通して、
- この人は何を学んだのだろう
- 何を自分の人生に加えたのだろう
という部分を知りたいのです。
会社
とよく言われる部分です。
これは就活の場合にも当てはまります。
事の大小は関係ありません。
ですから、この質問の答えを用意するなら、
キミ
と言える部分をピックアップするのです。
学生時代チカラを注いだこと あえてアルバイト経験を取り上げる
アルバイトも立派なチカラを注いだことである
- アルバイトで接客していますが、いつもホスピタリティのことを考えてやってません
- 居酒屋だから、優雅におもてなしなんてしてられません
- コンビニなので、お客様との接点はほんの数秒です
でも、どんな仕事でも、接客である以上、お客様が相手ですよね。
お客様に対してアプローチしたり、提供したり、お世話をしていますよね
その時の、その瞬間の自分を思い出すのです。
- 居酒屋でも、忙しく店内を歩き回りながら、各テーブルを見渡してませんか?
- 席を立ったお客さんに気づきませんか?
- ご注文の手が上がったら、さっと駆けつけませんか?
そう!やってるんです。みんな。
ファミレスでも、居酒屋でも。
お客様の為に何ができるのかを考えた行動を。
そういうセンスって、新人の時から出来ましたか?
最初からそんな気配りができてましたか?
何か月かの経験を経たあと、できるようになったはずです。
これが、まさしくアルバイト経験で学んだことです。
したがって、これを「学生時代チカラを注いだこと」として取り上げるのです。
自分の「モットー」にするといい。
このアルバイト経験で学んだことをあなたの「モットー」につなげるのです
「モットー」とは?
- 「すぐに行動に移すことが私の仕事上のモットーです」
- 「私のモットーは親しみやすく温かい第一印象です」
こんな言い方で使います
要は、
「自分の行動の軸とか基本線」
とか
「必ず心がけていること」と言う意味です。
企業研究した際に、その会社の企業理念とか行動指針を読みましたね。
その会社がお客様に対して大事にしていること、従業員に求めている姿勢などがそれに当たります。
企業理念が会社にとっての「モットー」です。
個人の「モットー」もそれと同じです。
自分の行動理念です。
方針です。
つまり、アルバイトを継続して経験することにより、出来るようになったことや、気づいたこと、習慣となったことを
キミ
と説明するのです。
(回答例)
面接官:学生時代にチカラを注いだことは何ですか?
就活生:2年間継続している接客のアルバイトに力を注ぎました。一人ひとりのお客様によって、来店される目的や大切にしたい雰囲気が異なるので、常にお客様を観察し、ご要望は何かを推測し、自分なりに理解したうえで行動することを心がけています。その結果、お客様から言われる前に声をかけることができるようになり、「ありがとう」「気がきくね」と言っていただくことが多くなりました。今ではお客様をまず観察することが自分自身のモットーになっています。
ホスピタリティ論の世界では、「観察 ➡ 推測 ➡ 理解 ➡ 行動」がホスピタリティにつながる行動の基本であるという考え方があります。
居酒屋のアルバイトで、席を立たれるお客様を見つける(観察)➡さっき3杯目のビールを注文されて飲んでいたな(推測)➡このタイミングはトイレだな(理解)➡靴をそろえて、スリッパを用意しよう、トイレの空き具合を見てご案内しよう(行動)
実はこの流れ、ほとんどん人が自然に身につけて実行しているのではないでしょうか。
キミ
と思ったら、これを「接客におけるモットー」にすればいいのです。
- カフェの常連で、いつも来てくれるお客様とわかったら、「いつもありがとうございます」
- 汗をふきふき店に入ってきたお客様に気づいたら、「よかったらおしぼりをどうぞ」
- 灰皿がいっぱいになっているテーブルを見つけたら、「灰皿お取り換えいたします」
ちょっと観察して、何気なく声をかけてたり、アクションを起こしていますよね。
接客でいつもやってること、つまりあなたの「接客のモットー」なのです。
まとめ
学生時代に力を注いだこと
接客のアルバイトぐらいしか継続してやってきた経験はないと悩んでいる就活生で、何を答えたらいいのか困っている人は、普段のアルバイトを思い出すのです。
そこで体験している接客経験から、気づいたことや習慣化した事を取り上げてみてください。
お客様に対して心がけていることを自分自身の「モットー」にする。
これで、アルバイトでも立派に学生時代に力を注いだことになります。
- 今の自分の考え方の軸は〇〇です
- 店に出るときには必ず〇〇をしています
- 〇〇するという対応を毎回心がけています
こう言える部分を
あなた
と自信を持ってこたえてみてください。
自分の成長をきちんと意識できる人物だという印象を持ってもらえるはずです。
自分の経験に自信を持っていいのです。
頑張ってください。
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