緊張しながらも、なんとか終了しつつある面接。
終わりを告げる面接官が、
会社
と聞いてくれる事がよくあります
キミ
あなた
なんとなくもやもやして帰ることになった経験はありませんか?
何か質問ありますか?
と聞かれても、後味よく終わらせるにはどうしたらいいのかについて、今回はお伝えします。
目次
面接の逆質問:「特にありません」はさけたい
「最後に何か質問はありますか?」
面接の終了時によく聞かれるこの質問。
面接官から「逆に質問していいよ」と言われているものです。
「最後に〇〇さんの方から何か質問がありますか?」
「そちらからお聞きになりたいことはありますか?」
聞かれるときと、聞かれないときがあります。
油断していると慌ててしまいます。
何か言った方がいいのかな?
キミ
と答えたけど印象薄かったかな?
そんな風にモヤモヤ感を残すいやな質問です。
「特にありません」が一番楽な回答です。
そこで終了できるから。
それに、そもそも面接を受けている訳ですから、聞きたいことは決まってる。
キミ
あなた
こう聞きたいに決まってるでしょうが・・・と言いたくなるところです。
でもここはやはり、何かひとつ質問を投げたいところです。
面接の逆質問:向上心をアピールできる質問が望ましい
では、どんな質問をすればいいのでしょうか。
例えば、こんな質問をしてみるのです。
「御社の社員になるために身に付けておくべきことはありますでしょうか?」
まだ合格するとは決まった訳ではないのに・・・
いいえ、最終面接だったら、内定すると勝手に決めつけて構いません。
最終面接合格率が30%とか40%と言われても気にしません。
入社させてほしいという思いで、堂々と聞くのです。
「卒業までに勉強しておくことがありましたら、教えていただきたいです」
「何か力を入れて取得しておくべきものがありますでしょうか」
以前、入社意思をしっかりと伝えるべきだと書きました。
ぜひ御社の社員になりたいんですと言う意思表示です。
入社したつもりになってると思われようが構いません。
そこは少し図々しく、内定獲得をしたことを前提に考えます。
入社してからバリバリ仕事ができるように、今のうちから何かやっとくべきことはありませんか?
を聞くのです。
自己PRで「何事にも前向きな性格」だと答えたなら、それとリンクする内容です。
卒業まで時間があるから、少しでもいまより向上しようとする気持ちが伝わるはずです。
面接の逆質問:気をつけるのは「地雷質問」と「特にありません」
地雷質問は避けましょう
ここで気をつけることをふたつ。
面接官から「なにか質問ありますか」と聞かれた時に、気の利いたことを言わなければと考えて、“地雷質問”をしてしまうのは避けたいものです。
面接官をした経験からいうと、このタイミングで、
- 企業戦略についての各論部分とか
- 商品スペックに関するマニアックな内容とか
- この先どうなるかわからない漠然とした将来展望
などを面接官に聞いてしまうのが、“地雷質問”です。
例えば、
①販路開拓を積極的にやられていますが、来年度以降ターゲットにしている購買層はどのあたりですか?
②新商品の〇〇モデルは、他社製品と比較して、どのあたりのスペックに優位性がありますか
③東京オリンピック以降の需要の伸び率はどの程度を見込んでいますか?
新聞記者になったと勘違いして、いかにも知ったぶりをひけらかすような質問は、面接官も回答に困ってしまいます。
もちろん、社長、役員レベルの人達は、会社経営上、あらゆる情報を把握しているものです。
だから記者会見でもあらゆる角度からの記者質問に堂々と答えられるのです。
でも、ここは面接の場。
会社の人を突き詰める場所ではないのです。
「特にありません」は避けましょう
それから、
「特にありません」はゼッタイなしです。
面接はコミュニケーションの場面でもあります。
相手が「何かあったらどうぞ」と言ってくれているのですから、何か会話をして印象を残したいですよね。
面接の逆質問:今の向上心をアピールする
前向きな姿勢、積極的な態度画です質問ととして
自分は入社したいから、そのためにこの先何を努力すればいいのか教えて欲しい
こういう気持ちを込めた質問をお勧めします。
そんな時にさらっと対応できる質問が
「御社の社員になるために身に付けておくべきことはありますでしょうか?」
是非参考にしてみてください。
ポイントは、向上心をアピールできるような質問をすることです。
「何もありません」よりは、「是非よろしくお願いします」
会社
志望動機や自己PRも聞かれた。
学生時代チカラを注いだことも自信をもって答えられた。
面接官の反応もそれなりだったと思う。
ここまで手ごたえを感じてきているのに
「何か質問はありますか?」
に対して、「特にありません」はもったいない。
残念としか言いようがないです。
どうしても質問がでてこないときは入社意志を伝えよう
でも、どうしても質問が出てこない時には、どうするか。
「よろしくお願いします」という宣言をしてくる方法があります。
入社した際には、自分の能力を最大限発揮しますので、なにとぞよろしくお願いしますという気持ちを伝えて終わるというものです。
「人に負けない強い信念と、バイタリティで是非御社の役に立つ仕事するつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。」
「特に何もありません」で終わるよりは、よっぽど入社意思を強調できるという訳です。
宣言ですから、やる気に満ちたはつらつとした態度で、一生懸命頑張りますと伝えてください
小さな声や相手の目を見ずに言う態度は説得力がありません。
堂々と伝えてくるのです。
さきほどお伝えしたように、“地雷質問”をするくらいなら、このほうが印象はいいと思います。
ただし、くれぐれも感極まって、涙を流さないように!
幼いころからの憧れの職業、例えばキャビンアテンダント。
例えばアナウンサー。
今までの想いが頭によみがえって、つい感情がマックスに達して、泣いてしまう。
時々、面接で遭遇する場面です。
はっきり言って、面接で泣くのはマイナスです。
面接での涙については、また別の記事でお話します。
まとめ
「最後に何か聞きたいことはありますか?」
この質問は、企業にとっては、好意で聞いてくれている場合が多いもの。
せっかく来てくれたのだから、聞きたいことはしっかり聞いて、悔いのない状態で帰ってくださいという配慮の意味もあります
だから、面接官の気を引く質問でなくていいのです。
入社意思や、やる気を伝えるやり取りがここでできれば、面接を受ける側はもちろんのこと、面接官側も気持ちよく終了することができるのです。
ここでお伝えしたように、質問することを許された場合には、慌てずに、堂々とした態度で
- 向上心をアピールできるような質問をすること
- 「何もありません」よりは、「是非よろしくお願いします」
このどちらかで、好印象を残して面接を終了してください。
最後はやる気のアピールです。
頑張ってください。
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