自己PRという言葉を聞いたことがあると思います。
文字通り、自分をピーアールすること。
自分のいいところを宣伝することです。
キミ
あなた
と思っていませんか。
学校生活の中では、自分自身をプレゼンすることってほとんどなかったからです。
今回の目的は最終的にしっかりとした自己PRを表現できるようになること。
そのとっかかりのお話です。
「就活の成功」に役立つ話です。
目次
自分を売り込むためのプロモーション
タレントやモデルさんが、自分を売り込むために何をするか。
自分自身のプロフィールや特技をまとめたパンフレットの様なものを作りますよね。
ルックスや、歌・演技などの特技を記載して営業する資料です。
そこではタレントさんは、自分はこういう才能があって、こんなことができる人物ですということが詳しく書いてあります。
「就活」も自分のことを知ってもらうことが重要
あなたが、就活する際、履歴書上でも、面接の場面でも同じです。
あなた
キミ
と、あなた自身の特技や考え方をアピールしなければなりません。
会社はなるべくたくさんの人物の中から、会社にふさわしい学生に入社してもらいたいと持っています。
だから、多くの学生に会って話を聞くのです。
話をするなかで、あなたの特徴を知って、合否を判断するのです。
自分の特徴を、確実に相手に伝えなければならないのが、自己PR。
この自己PRの基本部分を考え始めるのも、早い方がベターです。
面接の前日に急に用意することなんてできないからです。
早めに準備する必要がある重要なことのひとつです。
自己PRではまず何をやるか(とっかかりの部分)
では何から手をつけたらいいのでしょうか。
まずはネタ探し
キミ
あなた
って思っている人が多いと思います。
まずは、そのネタ探しから始めます。
自己PRのネタを探すのには3つの要素を意識すれば簡単にネタ探しができます。
3つの要素とは何か。
- 興味=自分がやりたいこと/やりたかったこと/やったこと
- 能力=自分が出来ること/出来たこと/出来るように努力してること
- 価値観=自分が大切にしていること/大切にしてきたこと
あなたがこれまで生きてきて、今現在、大学生活を送っている中で、興味のあること、自信を持ってできること、大切にしていることって、それぞれあると思います。
それをこの段階でざっと整理してみるのです。
企業研究と同じように、この段階ではざっとで構いません。
ザックリと自分の事について振り返ってみるのです。
これが早めの準備ということ。
どうやって自分を振り返るか
自分の事を振返るのに必要な3要素、興味・能力・価値観を意識してください。
この3要素にそって、これまでの自分の人生、簡単に言うとあなたの歴史を振り返るのです。
それほど幼いころに戻らなくていいです。
ある程度自我に目覚めた小学校時代から、中学校、高校、そして今の大学生時代を、もう一度振返ります。
ただぼんやりと思い出すだけでは、あいまいになりますので、ノートにでも、表を作って書き出してみてください。
例えばこんな感じ
興味を持ったもの・こと
(興味) |
得意だったこと
(能力) |
大切にしていたこと
(価値観) |
|
小学校 | 海外の国々 | 体操 | 約束を守る
母親を手伝う |
中学校 | 世界遺産 | 地名を覚えること | 友達関係 |
高校 | 海外の人との交流 | 英会話 | 継続性 |
大学 | キャビンアテンダント | 接客のアルバイト | 笑顔で挨拶 |
シンプルな表で構わないので、思いつくままに書き入れます。
何回も書き足せるように少し広めにスペースをとっておきましょう。
小学校から大学までのそれぞれの時代に気持ちを戻して、思い出したことを何でもメモしていきます。
記者
記者
記者
新聞記者になったつもりで、自分自身の人生を取材するのです。
紙に書き出してみると、意外と忘れていた自分の過去の気持ちを思い出すものです。
キミ
とか
あなた
なんて懐かしく思い出すものです。
その時代時代で起こった出来事や経験したイベントから思い出してもいいと思います。
自分取材をする方法
まだ就活を始める初めの一歩を踏み出したところなのでかんたんでいいです。
シンプルな自分取材です。
おおざっぱで構いません。
このあと、細かく分析にすればいいのですから。
まずはぼんやりと思い出しながら、ランダムに書き出してみましょう。
先ほど、興味・関心・価値観と言いましたが、そこまで厳密に分類しなくていいです。
今の段階は。それよりもたくさんのことを思い出してください。
さっきの表一杯になるまで、ネタ集めをするのです。
それをしているうちに
あなた
とか、
キミ
と、忘れていた自分の事をはっきりと思い出してきます。
両親や兄弟など周囲の人たちのコメントももらう
あなたの人生にいつも寄り添っていた家族。
父母、兄弟は日常のあなたを一番よく知っている存在。
母
よと母親に言われた経験はないですか?
それだけあなたのことを知り尽くしている家族に、取材をするのもいいですね。
あなた
キミ
なんて聞いてみてください。
親は喜んで、あなたの取材に答えてくれます。
目を細めて嬉しそうに。
母
父
こんな風にコメントしてくれるでしょう。
これも立派なあなたという人物を取材した答えです。
あなたが、自分の特徴を考える上での大きなヒントになります。
ぜひ、家族をつかまえて、あなたのこれまでの様子をヒアリングしてみてください。
まとめ
自分の歴史を振り返る事によって、自分の関心のあること、能力、価値観が少しずつ浮き彫りになってきます。
ラフで構わないので、ノートに書き出してみてください。
見えてきます。
自分のヒストリーが。
就活を本格的に始める前の段階で、自分のヒストリー確認をしておくこと。
この後の就活準備が格段にスムーズにいく下準備です。
就活の準備は早ければ早い方がいいという話をしてきました。
本格的な履歴書記入や面接練習はもっと先のことでも、心の準備として、あたまのどこか片隅に持っておきたいとことが二つあるとお伝えしました。
1つは、業界研究
これは空想も働かせて、社会人になったら、こうしたい、ああしたいということを想像するのです。これをしっかりやっておけば、いざ特定の会社の企業研究をする際にも、どんどん深く入り込めるような感覚です。
自分の将来を想像することは、働き方(勤務時間、残業、出張etc)をまず想像しないとできません。
9時-5時の土日休みの勤務パターンができる業界がいいのか、土日働いても平日休みになるパターンがいいのか。
仕事の相手がお客さまで、接客を仕事の中心したいのか、事務作業や製造業務が中心であまりお客さまと関わらない仕事がいいのか。
あくまでも空想でいいので、イメージするのです。
これが、就活の本番では業界研究、企業研究につながっていきます。
もう一つは、自分の分析
そんな自分はいったいどういう人間なのかをはっきりとさせる作業。
- どんなことに関心がある自分なのか
- どんなことが得意なのか
- どんな価値を大切にしているのか
これまでの自分の歴史を振返りながら確認をするのです。
これも、今の時点ではザックリとした振返りですが、徐々にしぼりこんでいって、最終的には自己PRとして、自信をもって言えるようにするのです。
まだ就活の前の準備の段階でやらなければいけないことですが、どちらも気楽な気持ちでやってみてください。
必ずその先の就活本番に役に立つこと間違いありません。
頑張ってください。
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