- 企業が独自で開催する説明会
- 合同企業説明会のスタイル
企業が開催する説明会には大きく分けると2種類あります。
ひとつは、「企業が独自で開催する説明会」
単独で開催されます。
その会社の施設内で実施されることが多いです。
したがって憧れの会社の中に立ち入れるというモチベーションアップにつながります。
もうひとつは、「合同企業説明会のスタイル」
こちらはある会場に多数の会社が集まって、ブースを設けて、自分のところの説明を行う説明会です。
- どんな事を説明されるのか?
- 逆になにか聞かれるのか?
ほんのちょっと緊張感を感じる気持ちになりますよね。
今回はこの「合同企業説明会」に参加するときの回り方について、ポイントをお伝えしようと思います。
目次
「合同企業説明会」の様子は?
まず大きな会場に、まるで縁日のようにたくさんのブースが並んでいます。
野球場やサッカースタジアムのような巨大ドームで開催される事もあります。
200社以上が集まっている事もあります。
最初に当日来ている会社のリストが配布されますので、まずそれに目を通して、自分の聞きたい会社の目星をつけておきます。
会場の地図も一緒に掲載されていますので、何社も聞いてみたいときは効率よく回る順番を決めておくといいでしょう。
この辺はテーマパークで遊ぶのを得意とする皆さんにとっては得意分野でしょう。
「説明会」の会場レイアウトから各ブースの位置を確認
各ブースでは、時間を決めて会社が数回同じ説明を回していきます。
例えば毎時00分と30分に20分程度の説明コースを設定します。
あなたはその時間をメモしておいて、その時間の数分前にその場所に行って席を確保します。
人気の会社なら、学生の集まりもいいので、座席がすぐにいっぱいになることもあります。
追加の椅子で対応してくれたり、立ち見で話を聞くこともあります。
この辺は、人気企業の担当者は何回も経験していますので、次の回を進めてくれたりします。
「説明会」の各ブースでは何をしてくれるのか
各ブースには、その企業が用意してきたパンフレットやギブアウエイ(お土産とかサンプル品)がおいてあり、モノを通じても会社のイメージを知ってもらおうとします。
また、ショートムービーやパワーポイントを使って、ビジュアルでも会社の特徴を説明してくれます。
基本的には会社側が学生に説明をする一方通行型ではありますが、最後には必ず質問を受け付ける時間を設けます。
説明と質問タイムでトータル30分が標準です。
企業側もこのサイクルで一日の開催時間中に何回も説明会を繰り返します。
なので、もしあなたが途中で参加した場合は、お願いをして次の回を再度聞いても問題ありません。
当然ですが、企業説明会は無料です。
料金は発生しませんし、出入りも自由です。
学生のあなたが「説明会」のブースですること
各ブースではあなたのデータを欲しいので、名簿もしくは参加者カードを記入することになります。
大学名や氏名、連絡先を書いて提出します。
どのくらいの数の学生が集まったのか、どのあたりの大学の学生が来ているのかの統計用として聞くものです。
まれに、会社の方から連絡したいと思うような学生がいれば、その連絡先を使って連絡がくることもあるでしょう。
いわゆる一本釣りです。
スカウトです。
まあ滅多にはないですが、そういうことも想定して、連絡先もしっかり記入しておきましょう。
「説明会」では会社の概要と、求人の詳細が説明される
ブースでは、最初に企業の全般的な概要が説明されます。
ホームページが充実しているような大手の企業なら、会社概要はさらっと実施するのみです。
地方の中小企業の場合は、まずは「自分の会社が何をしている会社なのか」から知ってもらわねければなりません。
最初に会社概要を丁寧にすることになります。
会社概要のあと、
- どんな職種を募集しているのか
- どんな人材を必要としているのか
- どんな採用試験をするのか
などの具体的な説明があります。
もちろん、給与とか福利厚生の待遇面の話もあります。
企業にとっては、ひとりでも多くの優秀な学生に試験を受けてほしいと思っています。
できるだけ丁寧に説明をしてくれます。
「説明会」で学生への逆質問ってあるのか?
安心してください。
この企業説明会においては、あなたに逆質問を投げかけたり、知識を確認するような問いかけなどはほとんどありません。
聞いているあなたが指されることはありません。
その代り会社の担当者の一方的な説明で終わりますので、メモはしっかりと取っておきましょう。
メモをとる姿勢が重要だというおはなしは、この記事を見てください。
聞き逃したり、不明に思ったところは、最後の質問タイムに聞いて帰ればいいのです。
「説明会」は効率よく精力的に回ることが大事
一日の開催時間の中で、あなたの時間が許す限り、また関心のある企業がいくつもあったら、時間を有効に使うためにも、効率的に複数のブースを回ることをお勧めします。
先ほど、特にいろいろと聞かれることはないと言いました。
時間に行って説明を聞くことだけを繰り返すのですが、意外とこれが「場馴れ」に役立ちます。
どう言うことか。
人に対する挨拶やおじぎの練習になるということ。
もうひとつ、人の話を真剣に行く態度もできてきます。
意外と皆さん意識していないのですが、企業説明会は面接試験ではなくても、一応
あなた
という挨拶をしますよね。
パンフレットを手渡されたら、
あなた
とお礼を言いますよね。
説明会の時間中は、担当者の話を真剣に目を見て聞きます。
例えば合同企業説明会なら、これを一日の中で何回も繰り返します。
そうすると自然にあなたの人に接する態度が磨かれます。
聞く態度、つまり「傾聴」の姿勢も身につくのです。
つまり全く無駄な時間ではないということです。
無駄なんかではなく、会社情報も手に入って、自分の立ち居振る舞いも磨かれるという一石二鳥の場なんです。
なので冷やかし半分で行くのではなく、謙虚かつ誠実な態度で参加するべきなのです。
絶対にあなたの就活のスキル向上のプラスになるはずです。
「説明会」は基本的に一人で行くべき?
学生の中には、友人と一緒に合同企業説明会に参加するケースが多いです。
仲の良い友人とお互いに情報交換することで、就活を頑張れるメリットはあります。
でも将来の職業を決めるのは、最後はあなた個人です。
友人にどちらにするか決めてもらうものではありません。
ですから、合同企業説明会も会場までは一緒に行ってもいいと思いますが、中に入ったら完全に別行動がいいと思います。
互いに志望する業界や会社が異なれば当然、回る順番も違ってくるでしょう。
聞きたいポイントだって異なっているはずです。
会場でつるんで、次はどこに行こうかと歩き回る学生達を時々みます。
なんのためにここまで来ているのだろうと首をかしげる光景です。
何か情報を得るためにきているのですから、ひとりでどんどん行動するべき場所だと思います。
まとめ
今回は、企業説明会の中でも、大きな会場に複数の企業が参集する、合同企業説明会の様子をイメージしながら、参加する場合の注意ポイントをお伝えしました。
お話しした順序の逆からレビューすると
- 説明会の参加を繰り返すと、就活のスキルが向上する
- 逆質問などはされないので、安心してしっかり話を聞いてくること
- 不明な点は必ず質問すること
- 企業説明会は基本、ひとりでまわること
ぜひ積極的に参加しましょう。
冷やかし半分での参加をするくらいなら、行かない方がいいです。
逆に真剣に、謙虚な気持ちで参加すれば、必ず得るものはあります。
まずは開催情報をゲットしましょう。
頑張ってください。
コメントを残す